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秋のシンポジウム:人口減少時代の名古屋大都市圏を考える

  • 趣旨:人口減少時代を迎えた日本では、近未来の持続可能な社会に向けて戦略的なコンパクト化を念頭に置いた議論が必要になってきている。このことは、近現代において一貫して人口・資本が集中し、空間的範囲や影響力を膨張させてきた大都市圏においても避けられない問題である。この中で、阿部ほか(2015)が名古屋圏を対象に提起した「大都市圏のコンパクト化」に向けた議論が注目される。これは、これまで地方都市等日常生活圏の空間スケールを中心に議論されてきたコンパクトシティの概念を、さらに踏み込んでより広域な経済圏・生活圏である大都市圏全体の未来像へと広げて考える試みであるといえる。もちろん、大都市圏のコンパクト化は、コンパクトシティの空間スケールをただ拡大したものではない質的な差異と複雑さをはらむ。また、都市圏の空間スケールを経済と人口の縮小分だけ単純に縮退させるような概念も有効ではない。そこでは、大都市圏を構成し特徴づける諸事象と、その多様な空間スケールに応じた多角的な大都市圏の現状把握と未来予測、そしてそれを踏まえた上での政策ビジョンの提示を通して、人口減少下においてもいかに持続可能な大都市圏を構築していくのかの議論が求められる。もちろん、これは一朝一夕に成し遂げられるものではなく、地理学を含むあらゆる分野の知の枠組みを動員した長期的な検討が必要である。そこで、今回のシンポジウムでは、阿部ほか(2015)で示された論点を中心に、GIS、交通、都市居住、さらに都市圏外縁の農村地域との関係、グローバル人材の流動など様々な分野から、名古屋大都市圏を多面的に分析しつつ、それらを取りまとめたコンパクト化する名古屋圏の未来像について問題提起と議論を行いたい。
  • 日時:2016年10月8日(土)13:30〜17:00
  • 会場:愛知大学名古屋キャンパス(笹島)L803教室
  • 共催:越境地域政策研究拠点(愛知大学三遠南信地域連携研究センター)
  • プログラム:
    • 趣旨説明(阿部亮吾:愛知教育大学准教授)
    • 話題提供
      1. 人口構造からみた名古屋圏の課題と展望(駒木伸比古:愛知大学准教授)
      2. 名古屋圏の交通の現状とコンパクト化に向けた課題(田中健作:豊田工業高等専門学校講師)
      3. 名古屋大都市圏の商業のコンパクト化と消費活性化に向けた課題(近藤暁夫:愛知大学准教授)
      4. 名古屋大都市圏における都心と周辺都市の住まい方とその課題(久保倫子:岐阜大学助教)
      5. 名古屋圏における都市-農村交流の可能性(林琢也:岐阜大学准教授)
      6. 名古屋圏のグローバル人材の流入と定着プロセス(阿部)
    • まとめ:名古屋大都市圏のコンパクト化に向けた課題と展望(阿部)
    • コメント(林 上:中部大学教授・名古屋地理学会会長)
    • 総合討論(登壇者:話題提供者とコメンテーター)
  • 参加費無料、参加申込み不要(どなたでも自由に参加できます)

夏のミニ巡検:都市を支える地域冷暖房

  • 一定のエリアに立地する複数の建物に対して、一箇所の冷暖房・給湯設備から冷・温水等を供給するシステムを地域冷暖房(地域熱供給)と呼びます。このシステムは、効率化による省エネルギーや大気汚染防止など地域の環境保全に貢献しうるとして、大規模な都市再開発において重要な役割が期待されています。今回、近年高層建築物のリニューアルが活発な名駅地区における地域冷暖房事業者の一つであるDHC名古屋株式会社の諸設備(地下エネルギーセンターや屋上冷却塔設備)を主な見学先として、都市のオフィス・商業空間を下支えする地域熱供給について学びます。
  • 見学先:DHC名古屋株式会社名駅東エネルギーセンター
  • 案内者:杉浦真一郎(名城大学)、伊藤健司(名城大学)
  • 実施日:2016年8月22日(月)14:00〜15:30(予定)、13:50集合(時間厳守)
  • 集合場所:ミッドランドスクエア・オフィス棟1階エントランスロビー
  • 見学定員:20名(先着順、ただし学会員とその同伴者に限る)
  • 申込期限:2016年7月29日(金、必着)
  • 申込方法、集合場所の詳細、注意事項等は、学会員に直接ご案内します。

総会/評議員会/研究報告会

  • 日時:2016年6月18日(土)9:30〜17:30(参加者32名)
  • 場所:中部大学名古屋キャンパス、6階610講義室(研究報告会/総会)、8階8C教室(評議員会/茶話会)
  • プログラム
    • 午前の部(座長:伊藤健司/高橋誠)9:30〜11:45
      • 杉浦真一郎(名城大学):市町村国保の地域的差異と運営枠組みの広域化
      • 村山 徹(愛知大学三遠南信地域連携研究センター):減災手法の進展にみる日本の災害政策の特徴
      • 柏木良明(岐阜聖徳学園大学):地理B教科書における気候と植生記述の問題点
    • 休憩/評議員会11:45〜13:00
    • 午後の部(1)(座長:近藤暁夫)13:00〜14:30
      • 飯塚隆藤(愛知大学地域政策学部):淀川流域における近代河川舟運の変化に関する検討−歴史GISデータベースを用いて
      • 林 哲志(愛知県立成章高等学校):渥美半島伊良湖村の人々が集落移転を円滑に進めることができた理由
    • 午後の部(2)(座長:柿原昇)14:45〜16:15
      • 酒井喜八郎(南九州大学人間発達学部):大学でのアクティブラーニングと最近の海外の地理教育の動向〜景観レポートと地図帳活用を中心に〜
      • 堀池雄斗・尾崎和・長瀬瑞穂・吉村昌也・竹谷一眞・木村稔・水川茜(鶯谷中学・高等学校):甲府、米子、大洲巡検から学んだこと
    • 総会16:15〜16:45
    • 茶話会16:45〜17:30
  • 発表要旨は、こちら(PDF:590KB)


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